はじめに
今回は年末特集ということで、いつもよりちょっとだけ多めに、車内写真をご紹介したいと思います。ただ枚数が多いため、2日間に分けて公開します。
今回取り上げるのは、京阪2200系の2226編成です。編成単位で導入されたなかでは最末期の1968年製で、現存する2200系のなかでは唯一当時からの7両固定編成が揃った美しい車両です。1987年には更新工事を受け、足回りや外観は大きく変化しましたが、内装は登場時から大きな変化はなく現在に至っています。
ここからは2日間にわけて2200系2226編成の内装をご紹介します。
車内デザイン紹介
Photo Gallery
車内全体はグリーン系で徹底的にまとめられているのが特徴です。卵型ボディの形状もよく表れています。
座席の特徴として、定員数を減らして座席横にとても大きな立席スペースを設けており、ラッシュ時の詰め込みが効く車両です。モケットは平成に入って、しっとりとした深い緑色に交換されました。優先座席はピクトが入ったものが当初採用されましたが、近年山吹色単色のものへ順次変更されており、この編成では2種類のモケットが混在します。袖仕切りは登場当初からこの板と曲線パイプを活かしたおしゃれなものが採用されています。
妻面は大きな窓に1枚引き戸の構成で、乗務員室背面も同様です。連結側は片側が開閉可能な2段窓になっています。この部分にもカーテンが用意されているのも面白い点です。塗装品を用いた消火器のフタは2種類の窓デザインが編成内で見られました。貫通ドアも上部が塗装仕上げ、下部が化粧板仕上げになっています。
妻面に見られるプレート類をコレクション。いずれも板型のものが多く見られ、おそらく登場当初からのものも含まれるのではと思われます。特に文字がメタリック系できらりと光るプレートはとてもおしゃれです。製造メーカーは「神戸川崎車輛」なのも歴史を感じます。また京阪の特徴として、香里園にある成田山のお守りが車端部にあります。
今回はここまで
次回はドアや吊革、天井周りをご紹介予定です。塗装品も各所に見られるのが歴史を感じます。末永い活躍を祈るばかりです。
その他
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