【特集】近鉄通勤型 乗務員室背面コレクション

近鉄通勤型乗務員室背面コレクション その他

久しぶりの近鉄通勤型コレクションです!

めちゃくちゃ車両形式がたくさんあって、その分だけバリエーションが存在する近鉄電車の通勤型車両。新型車両もまもなく誕生しそうな今日この頃ですが、久しぶりに特集したいと思います。

過去の特集、色々ありますが代表的なものは以下になります。

今回の特集は「乗務員室背面」です。残念ながらすべてを網羅することはできていませんが、撮影ができている代表的なものを集めてみました。今後撮影出来次第、随時更新したいと思います。

それでは乗務員室背面コレクション、ご覧ください。(2024.8.2写真差替)

近鉄通勤型 乗務員室背面コレクション

その1 非冷房世代 広幅車

近鉄8000系乗務員室背面
近鉄8000系(奈良・京都・橿原線など)

非冷房時代の近鉄車両は半室運転台構造にできるよう設計されているのが特徴です。幅広車両はドアが狭いのが特徴です。向かって右側の座席だけ、乗務員室側にも袖仕切りがあるのがおもしろいところです。

その2 8400系ワンマン車

近鉄8400系乗務員室背面
近鉄8400系(田原本線など)

幅広車にはワンマン改造されたバリエーションがいくらかあります。こちらは田原本線で活躍している8400系の例で、機器移設が行われたため窓の幅が内側へ短くなり、寄り目感があります。

その3 1010系ワンマン車

近鉄1010系乗務員室背面
近鉄1010系(名古屋・湯の山・鈴鹿線など)

名古屋線系統へ転属して久しい幅広車で、ワンマン改造で非常にユニークな窓サイズです。左がオリジナルサイズに着色ガラス、ドアは簡易運賃箱設置で天地方向を縮小、右は消火器が設置され窓が横長くなりました。

その4 非冷房世代 ストレートボディ車

近鉄2430系乗務員室背面
近鉄2430系(大阪・名古屋線など)

近鉄大阪線系統、名古屋線系統、南大阪線系統で見られるスタイルで、近鉄ではもっともポピュラーなスタイルの一つです。幅広車に比べてドアサイズが大きいのが特徴で、その分右側の窓の幅が狭い非対称スタイルです。かつてはストレートボディ車にもドア幅が狭い車両がいましたが、今はこのスタイルのみが近鉄本体に在籍しています。

その5 固定クロスシート車

近鉄2610系乗務員室背面
近鉄2610系(大阪・名古屋・山田線など)

新製冷房車からは半室構造を廃止したため、左右対称のすっきりとしたデザインになりました。固定クロスシートで誕生した2610系は元々この位置にもボックスシートがあったため、両側の窓の天地高さが狭いのが特徴です。

その6 新製冷房車世代

近鉄2800系乗務員室背面
近鉄2800系(大阪・名古屋・山田線など)

こちらも非常にポピュラーなスタイルで、シリーズ21登場まで踏襲されました。写真はストレートボディ車ですが、9000系など広幅車でも同じデザインです。2610系に比べて両側の窓の高さが大きいのがわかります。

その7 2000系ワンマン車

近鉄2000系乗務員室背面
近鉄2000系(名古屋・湯の山・鈴鹿線など)

近鉄2000系は一部を除きワンマン改造を受けており、両側の窓の幅が狭くなっています。ドアの窓も幅が狭く、左側に寄っており、その下に簡易運賃箱があります。2000系にはこの他にも異なるデザインが存在するため、趣味的に面白みのある車両です。

その8 チョッパ制御世代

近鉄2050系乗務員室背面
近鉄2050系(名古屋線など)

前面デザインや車体の断面構造に変化が生じた界磁チョッパ制御採用世代ですが、乗務員室背面のデザインは新製冷房車とほぼ変わりません。車体断面の設計が変化したので四角い印象があります。

その9 1201系

近鉄1201系乗務員室背面
近鉄1201系(名古屋・山田・賢島線など)

B更新施工前の写真となりますが、界磁チョッパ制御車にもワンマン改造車があり、車内運賃収受に対応するため運賃箱が設置されています。例によって両側窓の幅が狭くなり、運転台後ろの窓は着色ガラス化されています。液晶運賃表があるのも新鮮です。

その10 3200系

近鉄3200系乗務員室背面
近鉄3200系(京都線地下鉄乗り入れ、橿原線、奈良線など)

ここからVVVFインバータ制御車です。京都市営地下鉄乗り入れ対応車として誕生した3200系では、従来にない左右非対称スタイルが採用されており、運転台後ろの座席が廃止されています。

その11 7000系列

近鉄7020系乗務員室背面
近鉄7020系(けいはんな線)

同時期に誕生した車両で、こちらは大阪市営地下鉄乗り入れ専用車両です。車体断面が卵型になっているのが分かります。3200系に似た非対称スタイルですが、車掌台側の窓はありません。写真は通勤型としては最新形式の7020系ですが、7000系とは運転台後ろの窓サイズが若干異なる程度でほぼ同一です。

その12 VVVF制御車世代

近鉄6400系(南大阪線・長野線など)乗務員室背面
近鉄6400系(南大阪線・長野線など)

こちらも近鉄を代表するスタイルで、VVVFインバータ制御車です。チョッパ制御車に似た寸法設計ですが、座席がない点、車椅子スペースがあり手すりが設置されている点など、細かい違いがあります。車体も幅広となりました。写真はなかでも初期に製造された車両で、ドア上の処理が後期車と異なります。

その13 VVVF制御車世代 後期車

近鉄1031系乗務員室背面
近鉄1031系(奈良・生駒・京都線など)

5800系や6432系などの世代からは、標準で両側窓の横幅が狭いデザインとなりました。ワンマン運転対応車両の機器に配慮したものと思われます。これが赤白カラーで製造された最後の世代のスタイルとなります。

その14 5200系列

近鉄5200系乗務員室背面
近鉄5200系(大阪・山田・名古屋線)

少し世代としては遡りますが、転換クロスシート3ドアで登場した5200系では、2610系同様、両側窓の高さが上方向へ狭く、また同系独自のデザインとして、ドアガラスが下方へ下げられています。これは前面貫通ドアに合わせたもので、ドア自体も汎用VVVF車に比べて幅が狭いため、非常にスマートな印象です。

その15 シリーズ21世代

近鉄3220系乗務員室背面
近鉄3220系(京都線地下鉄乗り入れ、奈良線など)

最後はシリーズ21です。いくつかの形式が存在しますが、基本的にスタイルは同一で、左右非対称スタイルとなっています。写真の3220系は非貫通型ですが、他の形式は右側のドアを通って隣の車両へ移動することができる、非常にユニークな連結構造となっています。ドアは下方へガラスが拡大されました。

終わりに

いかがでしたでしょうか?先述した通りいよいよ新形式が誕生するのですが、どのようなスタイルが採用されるのか非常に楽しみです。ここで紹介したほかにも様々な形態がありますので、ぜひ近鉄電車に乗った際にはチェックしてみてください。

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