はじめに
N700系新幹線。
東海道・山陽・九州新幹線で活躍する車両で、2007年から現在まで改良を重ね増備が続けられており、東海道新幹線においてはN700系のみが運行されています。また、来る長崎新幹線にもN700系が導入されることが決まっています。
N700系には大きく「N700系(スモールA)」「N700A」「N700S」の3種類が存在します。2007年から導入された車両がN700系で、東海道・山陽新幹線の車両は小さなAが側面に描かれています。2013年からは改良型のN700Aと呼ばれる車両へ移行し、側面には大きなAが描かれています。さらに2020年からは外観・内装とも変化したN700Sという車両が製造されています。
この3種類、上写真のとおりパッと見では大きな差異がありませんが、じつは「眼」にあたる「前照灯(ライト)」の形状が異なるのです。今回はプチ特集として、N700系の眼を比較したいと思います。
早速並べて比較…
さて、違いがおわかりいただけましたでしょうか?
N700系、N700Aの2種類はほぼ同一で、ぱっと見では判断できないかもしれません。よく見ると写真向かって右側、ライトケースの奥側の角度が変化しているのがお分かりいただけるでしょうか?いや、これはちょっと難しいですね。。。
N700Sは全く形状がことなっており、非常にとがったデザインとなりました。ちなみにN700系、N700AはHIDランプですが、N700SはLEDが採用されているのも変化点です。ケース内も白くなったように見えますね。
こうやって3系列並ぶと違いがよくわかるかと思います。N700系とN700Aでは、角度が変わった分、ライトの窓の長さもN700Aのほうが長くなっているように見えます。一方N700Sはそもそも前面形状が変化しているため、鼻の形も他2形式と異なります。
ちなみに、九州新幹線で活躍するN700系7000・8000番台の車両は…
こちらはN700Aが登場するより前、2011年に登場しているため、初期のN700系と同じライトとなります。
終わりに
ぱっと見ではほぼわからないぐらいの差ですが、アップにして並べてみると、実は眼の形にも個性があるのがお分かりいただけましたでしょうか?
ちなみに、N700系とN700Aでは側面青帯の長さにも違いがあります。眼と帯の長さ、形状で、これら3形式を見分けられる…ようになったら、なかなかの新幹線通です!
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