はじめに
今回の番外記事は、写真を整理していた時に見つけた部品の写真たちを少し集めてみたものです。車両は先日全車引退となった、JR東日本 新潟地区の115系で、そのうち未更新車です。
すべてのパーツを集めたものではありませんが、なかなか特集される機会のないちょっとした内装物をピックアップします。懐かしみつつ、ご覧ください。
内装細部コレクション
窓開けつまみ、ブラインド掛け
昔の車両は2段サッシの窓を採用していることが多く、下段も開くことができました。窓の端部につまみがあり、押さえながら持ち上げることで窓を開けることができ、離すと一定箇所でロックがかかりました。最近はとんと見なくなりました。
またつまみの右にある溝は、上から降ろしたブラインドを引っかけるところです。こちらは都心でもまだ見かける機会のあるパーツです。
帽子掛け
ボックスシートやクロスシートで見かける装備で、今でも新幹線などに乗ると付いています。帽子掛けと表現しましたが、現代においてはコートや上着をかけるのに利用することがほとんどです。上下にフックが2か所あるのが面白いところです。
座席番号プレート
国鉄書体の残るアイテム、座席番号プレート。こちらはロングシート部でしょうか。プラスチック製のものがカーテンの巻き上げ部に貼り付けられています。最近の車両ではシール材になっていることが多い印象です。
ドアコック案内板
非常時にドアを手動で開けることができるハンドルが座席の下にあり、その位置を示すプレートが壁面にありました。書体がレトロで味があります。最近の車両はドアエンジンの関係で、鴨居部に用意されているケースが多く見られます。
半自動ドア案内板
新潟地区の115系は手動ドアが残っていたため、このような案内がありました。パット見た感じ、割と後年に設置されたものではないでしょうか。雪国などでは停車中ドアを開けっぱなしにすると大変なことになるため、手動ドアや半自動ドアは標準的な装備ですね。
非常知らせボタン
こちらは大変レトロな装備で、車内で非常事態が発生したことを乗務員室に知らせるためのボタンです。マイクなどの機能はなく、ボタンを押すことでブザーが鳴動し、乗務員に異常を知らせる単純な機能です。妻面に設置されていました。
便所使用知らせ灯
化粧室のドアのロックをかけると光るランプが妻面にありました。こちらも外観は非常にレトロで、「燈」という文字がとてもいい味を出していますね。
配電盤、消火器表示板
車端部に見られた装備で、具体的には冷房装置の配電盤です。配電盤自体はどの鉄道車両にも搭載されていますが、その状態を知らせるランプが外に露出しているのは国鉄車両らしさですね。また消火器の位置を知らせるプレートも大型のものが用意されていました。
終わりに
いかがでしたでしょうか?最高にニッチな特集だったかもしれません。もっと細かな部分はたくさんあるのですが、これだけしか撮影していなかったのが悔やまれます。
同車両の車内紹介記事は以下になります。ぜひ見てください。
その他
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