1973年から、奈良・京都線系統の冷房車として製造された近鉄8600系のうち、後期に製造された唯一の6両固定編成であるX69編成の、B更新後の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
Photo Gallery
概要
この編成は1978年に製造された比較的後期のグループで、後期車特有の構造がいくつか見られます。また、近鉄で唯一、丸屋根車の6両固定編成となっています。
車内はB更新を受け、グレートーンの化粧板、床、白い天井に模様入りの赤いモケットという構成へ変更されています。また京都方の先頭車には車いすスペースも備わっています。後期車の特徴として、袖仕切りパイプがカーブを描いた形状となり、座席構造が変化しました。また天井にはラインデリアが断続的に設置されています。カーテンは薄い赤色で、最近は優先座席付近の床や吊革に変化が見られます。6両編成中、貫通路の扉は広幅・狭幅・広幅・狭幅・広幅と交互に採用されているのも特徴です。
6両固定編成なので、奈良線系統の線内運用や、京都・橿原線の優等列車を中心に活躍しています。
近鉄の車内デザイン記事 目次
こちらに近鉄の形式一覧と、その記事化状況をまとめていますので、合わせてご覧ください。
https://note.com/soseki1985/n/nb2108caa736f
その他
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