はじめに
今回は番外編です。
当時大阪に住んでいた管理者が2006年に京王線沿線へ訪れた際に撮影した、京王線の当時の車両の写真をご紹介します。どれも現在とは異なる姿の車両ばかりです。ぜひお楽しみください。
【その1】6000系
最後まで地下鉄直通運用で頑張っていた京王6000系。非常にスマートな外観で今見ても古さを感じません。この頃はまだ9000系30番台は新車として入ったばかりでほとんど見かけず、地下鉄線内を走る京王線はこの6000系ばかりでした。2+8連を組んでいます。
余談ですが、このクリーム色に2色の帯というカラー、現在は京王バスと京王タクシーで見かけることができますが、バスについては最近の新車が青金色ばかりになり、見かける機会は徐々に減りつつあります。
【その2】7000系(後期車)
未更新時代の姿ですね。この7000系は美しい10両貫通編成を組んでおり、非常にカッコいい印象を受けました。現在も10両編成でリニューアル工事を受け、優等列車から各停まで幅広く活躍しています。準特急の方向幕がいい味を出していますね。
現在の車内デザインはこちらも合わせてご覧ください。
【その3】8000系
管理者的に5本の指に入る「かっこいいデザイン」の車両だと思う8000系。この当時は全編成未更新車で、初期の6+4両編成は方向幕を、後期の8両編成はLED表示器を搭載していましたが、LED表示器は3色しか表示できないものでした。スカートの違いがよくわかりますね。現在は10両編成は全編成リニューアルのうえ10連貫通編成化されました。8両編成も徐々に未更新車は見かけなくなりつつあります。
【その4】9000系
前述の通り、地下鉄直通対応の30番台はまだ2編成ほどしか存在しなかったころで、9000系といえば本線の8両編成用でした。この当時は3色LEDの種別・行先表示器を装備していたのがポイントです。現在もLED表示器がフルカラー化された点を除けばほぼ変わらぬ姿で活躍していますが、とうとう20歳を迎えようとしています。
【その5】都営10-300R形
今はすでに全廃となり見ることができないのが、この10-300R形。最大の特徴は、先頭車以外「旧型車両」となっている点。写真から見ても1両目と2両目以降で車体形状が全然違うのがわかります。先頭車両は今も活躍する10-300形初期車にそっくりですが、よく見ると帯のデザインが異なるなどの相違が見られました。車内も案内表示器などに差異がありました。
終わりに
月日は百代の過客にして、と言いますか、本当にあっという間に15年なんて経ってしまうのですね…。鉄道において15年はそれなりの時間でして、景色が一変してもおかしくない期間です。
京王線においては、6000系・300R形以外は今も活躍中の車両をご紹介しましたが、そのスタイルは一つとして今と同じ車両がありません。鉄道は日々進化を重ねているものだと感じることができます。
今後も過去に撮影した写真を息抜きとしてご紹介していきたいと考えています。
その他
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