非常にバリエーション豊富な近鉄の急行型車両、2610系電車のうち、後期車にあたり、ロングシートに改造されたX22編成の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
Photo Gallery
解説
近鉄2610系は大きく前期車と後期車に分かれ、前期車はクーラーキセが分散型、後期車は車両の端から端までほぼ一体型になっているのが特徴です。
更新工事の時期による差異もいろいろありますが、このX22編成は、B更新を受けた際にグレー系の内装に加え、座席を7020系などと同じ大きな模様が入ったものを採用し、カーテンも薄い赤色がかったグレー系になったのが特徴です。この世代からB更新時に車いすスペースが設置され、後年はしごが用意されました。引き続きトイレ前1席のみ登場当初の硬いクロスシートが残っています。
このタイプの車両には窓が1枚ガラス化された世代もあり、なかなか複雑な形態分類となっています。他形式と異なり、妻窓がないことが特徴の2610系。固定クロスシート世代最後の形式として末長く活躍を祈っています。
関連項目
その他
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