元々は京王2010形、その後伊予鉄800系を経て2010年に銚子電鉄へ譲渡された2000形電車の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
Photo Gallery














概要
種車は1960年代に製造されたもので、すでに長寿車両です。1編成が廃車されましたが1本が引き続き運行されています。
ご覧の通り、車内は大胆なことになっています。ベースはベージュ色の化粧板にえんじ色のモケットが並ぶロングシート車で、車いすスペースやドアチャイム、LCDディスプレイなど近代的な装備も備わっています。ご覧の様子はバルーン列車化されていたためで、1両ごとに異なる意匠となっています。貫通路は広幅で、その貫通路部分に1席、元しなの鉄道169系のクロスシートが後年追加で設置されました。吊革が1両ごとに形状が異なるほか、先頭形状も異なるため1両ずつ細部に違いが見られます。ドアはステンレス無塗装です。

かつての京王線グリーン車と呼ばれた歴史ある車両。伊予鉄を経て2つの顔を持つようになりました。1編成だけになってしまいましたが、いまも銚子でコトコトゆっくりとその余生を過ごしています。
その他
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