1964年に登場し、長らく近鉄奈良線系統を支えてきた名車、近鉄8000系のうち、最後まで残ったラインデリア車の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
Photo Gallery











概要
近鉄奈良線・京都線のレジェンド、8000系。これ以降8400、8600、8800系と巨大なグループを形成したその始祖です。そのうち、ラインデリアを装備して登場した車両です。
車体は2回の更新工事を受けていますが、1回目の更新時に化粧板はベージュ系、床は茶色系、天井は白色天井にリフレッシュされています。また座席モケットは近年に入ってグレーを基調に黒いラインが入った近代的なデザインに変更されています。貫通路は先頭車が広幅、中間車同士の連結部が狭幅となっており、広幅貫通路は自動閉機能を持つタイプがラインデリア車以降で採用されています。カーテンはチェック柄の紺色で、真下に降ろして最下部でひっかけて留めることが可能なシンプル構造です。
8A系の急速な増備を経て、いよいよ引退。地上時代の奈良駅を知る車両が、長いその歴史に幕を下ろします。
近鉄の車内デザイン記事 目次
こちらに近鉄の形式一覧と、その記事化状況をまとめていますので、合わせてご覧ください。
https://note.com/soseki1985/n/nb2108caa736f
関連項目
その他
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