1976年に近畿地区の新快速向けに誕生した2ドア転換クロスシート車、JR西日本117系のうち、セミクロスシートの300番台の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
Photo Gallery
概要
シティライナーの愛称で親しまれた優等列車、117系。1992年には福知山線の混雑緩和のため一部ロングシート化されています。
とはいえ車体中心部にはオリジナルの転換クロスシートが残ります。300番台は0番台から引き継いだバケット形状化されていない、茶色のシートが並んでいます。一方ドア付近はロングシート化され、板型の袖仕切りが用意されました。また吊革が設置され荷棚周りのパイプ構造が賑やかになりました。車端部は木目の化粧板で高級感が演出され、天井はフラットで蛍光灯にカバーがついた連続照明デザインです。また、客用ドアも化粧板仕上げで全体的に完成度の高い車両です。
2023年3月まで湖西線や草津線などで最後の活躍をしていましたが、このほど引退となりました。
関連項目
その他
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