本年も大変お世話になりました
2021年も残すところあとわずかとなりました。大晦日をいかがお過ごしでしょうか?
本年もたくさんの方々に弊ウェブサイト「Style -Train Graphics-」をご覧いただきました。ずっとご覧いただいている皆様に心より感謝申しあげます。
さて本題
これも完全に思い付きなのですが、
12/31だから「1231がつく電車」を探してみようと。フォルダを漁ってみました。すると、1形式だけですがヒットしました。(全国的に見るといくつかこの番号を有する車両が存在しますね)
それがこちら。
近鉄1230系です。その第1編成に、「1231号」が存在しました。上記写真の車両です。たしかに1231と車番が入っています。
ということで、せっかくなのでマニアックな面も含めて、同車を簡単にご紹介します。
1230系のポイント
- 1989年に誕生
- 派生形式の多い近鉄において、1230系と呼ばれる車両はたったの2編成しか存在しない
- 2編成とも、三重・愛知で活躍しており、大阪線にはやってこない
- 1200系列なので日立製のVVVFインバータ制御を搭載
- 全線共通車体を採用
- ただ、車内を見ると「蛍光灯カバーとスピーカーの関係」などが、先代に当たる1220系と同じだったりする
- 元々は、1220系の第4・5編成として製造されていたらしい
- ワンマン改造済(前述の車内スピーカーが蛍光灯カバーと一体化している車両では唯一)
上にあげたとおり、個性的なのは全線共通車体を採用しているのに、車内放送スピーカーが蛍光灯カバーと連続した三角形な点です。1233系以降はスピーカーが移設され、蛍光灯カバーが車体全体につながっているのですが、1230系は先代1220系と同仕様となっています。ワンマン化改造時に運賃箱も設置されました。そのほかは、よく見るVVVF車共通の仕様で、登場時と比べると、座席モケット柄と床の柄に相違があります。
なかなか、出会えない
私だけかもしれませんが、ワンマン改造された2連車は結構種類が多く編成数もそれなりに存在します。そんな中で、1230系はたったの2本。主に志摩地区あたりで出没することが多いのですが、名古屋線の増結用などにも用いられ、意外と見かけない存在です。
終わりに
近鉄のVVVF車は完全に「沼」です。すべて網羅している方は鉄道ファンの中でもそんなに多くありません。今回は全線共通車体の礎を築いた、1230系に焦点を当ててみました。いずれ、詳しい車内紹介記事の投稿を目指したいと思います。
みなさま、良いお年を。
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