4、妻面周辺のステッカー
JR東日本209系によって生まれた平成のスタイル、すべてを統合した妻面の車両情報ステッカーです。都営地下鉄の場合、会社名(東京都の場合局名)、号車、禁煙マーク、製造メーカーと製造年、そして車番が記載されています。情報が多いですが、グレー系のアミでまとまっておりすっきりとした印象です。
こちらは消火器位置を告知するステッカー。消火器は下のほうにあるので、目線より少し高い位置にステッカーを貼ることで、混雑時にも消火器の位置を把握しやすいよう工夫されています。
そしてこちらが消火器ステッカー。位置告知ステッカーと異なり、シンプルで飾り気のないシールですが、使用目的を思うと飾る必要は感じません。平常時は点検記録のシールで封印されています。
物々しいステッカーが貫通ドアにありました。警告ステッカーと連結部注意喚起ステッカーです。後者はさておき、前者はおそらく貫通路内で好ましくない行為(汚物をまき散らすなど)を行う輩がいるからと想像できます。連結部は色々と危険な場所なので、留まる行為も好ましくありません。
貫通ドアの窓ガラスには、東京都のシンボルマークステッカーが設置されています。おしゃれ目的もありますが、貫通ドアは年々ガラス面積が拡大しており、目の不自由な方などがぶつかる恐れがあるため、ガラスの存在感を強調する目的などもあるそうです。
壁面にも非常用ドアーコック告知がありますが、ここはステッカーのオンパレードです。!マークステッカー、赤枠ステッカー、日本語蓄光ステッカー、英語蓄光ステッカーの4種類があります。
5、車いすスペース付近のステッカー
最後は、車いすスペース周辺を見てみましょう。
まずはお馴染み、車椅子の方向けの設備であることを知らせるステッカー。その横に、色や角丸が少し異なるベビーカーのステッカーがあります。これらをセットでフリースペースと呼ぶケースが増えてきました。また、右上の非常通報器にはSOSステッカーが貼付されていますね。
この車両には固定用器具が収納されたスペースがあり、用具入れであることをお知らせするステッカーがありました。
結論
いかがでしたでしょうか?当ウェブサイト初の「3ページ構成」の記事となりました。それくらい、車内にはさまざまなステッカーが存在します。本日ご紹介したものだけで、40種類近いステッカーがあることがわかりました。それぞれ目的や役割があり、少しでも利用される方にお知らせするために貼り付けられています。会社ごとにその考え方やデザインも異なりますので、ぜひ電車に乗られたらどんなステッカーがあるか、チェックしてみてください。
4/11追記:のせでんでは、どれくらいのステッカーがあるのか?
兵庫県・大阪府の県境の山間を走る、のせでんこと能勢電鉄。阪急系列の同車を走る電車には、どれくらい車内にステッカーが貼られているのか?
なんとNOSE KNITS様が当記事の続編的に、のせでんの調査をしてくださいました。以下の記事からぜひご覧ください!
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