1988年の阿武隈急行全線開業に合わせて用意された近郊型電車、阿武隈急行8100系の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
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概要
電化開業に合わせて用意された同車は、JRの713系電車に準じた設計ながら、オリジナルデザインの前面やワンマン対応設備などのオリジナリティが見られる車両です。
車内は同地区ではおなじみのセミクロスシート配置です。座席モケットは鮮やかな赤色系で、ロングシート部は201系などにもみられる袖仕切り板が設けられています。天井はフラットで、トイレの設備があります。ドアは運転台直後は1枚開き、連結部よりは2枚開きドアとなっており、ステップが1段あります。また、貫通路はワンマン運転に配慮した結果、独特なきのこ型の形状となっているのがユニークです。ワンマン設備を備えており、運転台よりのドアが運転室の直後に設けられているのがJR車両との違いです。
開業時以来活躍を続けていますが、後継のAB900系電車も誕生しており、順次その姿を消すものと思われます。
その他
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