まずはこの写真を見てほしい
まるで海浜緑地公園で撮影したような写真たち。
こんな美しい景色が、なんと駅構内で楽しめる!?そんな駅が、実は首都圏にあるのです。
映える鉄道スポット「海芝浦駅」
この駅は、神奈川県にある鶴見線、海芝浦支線の「海芝浦駅」です。
海芝浦駅は主に東芝の関連会社への従業員輸送のためにある駅で、実は改札を出るとそこが東芝の敷地内という、不思議な駅です。よって、実は関係者以外は駅構内から出ることができません。そんな変わった駅に、3両編成の短い列車が、鶴見駅から1~2時間程度の間隔で運行されています。
この駅の最大の特徴はご覧の通り、「海に面している」ことです。海の見える駅と呼ばれることもありますが、とにかくホームから海が近い!というか浮いているようです。
取材時はちょうど屋根の張り替え工事中で、古レールでできた柱が空と海に浮かんでいる、余計に幻想的な雰囲気がただよっていました。駅舎が右奥にありますが、しきりに「撮影禁止」と書かれていたので撮影は控えました。観光客が増えた結果でしょうか。
車窓もすごい…
海芝浦支線は浅野駅で海に向かって分かれる支線です。その後新芝浦~海芝浦と続きますが、その間車窓はまるで海の上を走っているような景色が広がります。
駅構内に公園がある
厳密には隣接しているという表現が適切なのですが、「海芝公園」と呼ばれる細長い公園が、駅から続いて海辺に連なっています。ベンチが置かれ、木や花が咲き乱れ、海も見えるので、ちょっとしたレジャースポットとして家族連れでにぎわっていました。
電車もこの景色に映える、黄色い帯の205系です。鶴見線は昔から黄色い電車でおなじみです。工業地帯の短い区間を、ゆっくりとしたスピードで走っています。
鶴見線は90周年
そんな鶴見線は今年で90周年。年末まで、ホームには「あなたの夢を応援する銅鑼」が設置されています。なぜ銅鑼なのかはよくわかりませんが、海に向かって力いっぱい、みなさん叩いておられました。
都心から一番近い(と思う)映え駅スポット、海芝浦駅。鉄道ファンのあいだでは有名な駅ですが、天気の良い日は本当に長閑で、羽を伸ばすことができます。まだ行ったことがないという方は、ぜひ訪れてみてください。
その他
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