1997年、デュアルシートを本格的に採用して誕生した近鉄の急行用通勤型車両、5800系のうち、大阪線に所属する編成の車内デザインを、ロングシート時の姿でご紹介します。
車内デザイン紹介
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概要
2610系での試作採用を経て、本格的に導入されることになったデュアルシート「L/Cカー」がこの5800系です。標準軌各線区に導入されました。
車体は1020系がベースの4ドアアルミ仕様です。車内についてはグレー系の内装を本格採用し、砂目柄の化粧板・床にグレーのシートという出で立ちとなりましたが、後年座席はシリーズ21に準じた赤色モケットに変更されています。吊革は五角形で、高さに長短があります。ドア上にはLED案内装置が設置されています。大阪線と名古屋線で活躍する編成の特徴として、編成中に長距離運用に配慮したトイレが設置されているのがポイントで、トイレ対面は座席が常時クロスシート固定状態となり、袖仕切り形状なども他とは異なっています。
大阪・名古屋線系統は4連1本、6連2本のみで、長距離運用時には遭遇率がやや低い存在ですが、現代の流行となったデュアルシートを活用しながら様々な運用に入っています。
その他
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