【駅デザイン紹介】京成 博物館動物園駅

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1933年開業、1997年営業休止。その名の通り博物館や動物園が近くにある東京上野の廃駅、京成電鉄博物館動物園駅が、2020年2月に小さな展示を兼ねて公開されましたので、そのなかから建物の意匠性に着目した写真をご紹介します。

駅デザイン紹介

エントランス

京成 博物館動物園駅
全然知らなかったのですが、まさかのドーム天井。比較的小ぶりな外観から想像がつかないくらい、恐ろしく精巧で美しく、広がりがある意匠性を持っていました。
京成 博物館動物園駅
京成 博物館動物園駅
下に降りる階段はコンクリートの痛みが激しく、光を取り込まないルーバー窓が不気味な印象を醸しています。

コンコース

京成 博物館動物園駅
開業時のきっぷうりばは3窓口。晩年はさらに降りたところに改札小屋があり、ここは駅事務所となっていました。
京成 博物館動物園駅
封鎖されていますがトイレ。真ん中の看板は後年のものでしょうが手書きで美しい。
京成 博物館動物園駅
平成前期、丸ゴシックが特徴的なころの京成線マナー看板。
京成 博物館動物園駅
漏水による痛みも見られる階段はコンクリートとタイルの境目がとても輝かしい。
京成 博物館動物園駅
立ち入れなかった階段の下には末期のきっぷうりば。自動じゃないようです。
京成 博物館動物園駅
そしてその先には、反対ホームへと至るための階段も。黄色を使用して少しでも明るくしようとしていたのか。

感想

とにかく入口がすごい。この一言につきます。内装はレトロさあふれているのですが、webで検索したり過去の京成線を取り扱った書籍を読んだ限りでも、ホームや解説付近はお化けが出そうな勢いで薄暗い印象だったようですが、入口は大きな鉄扉やドーム天井など、大変立派でした。展示も大変興味深いものが多く、短時間で密度の濃い時間を過ごすことができます。あとは…いろいろな方の思い出が落書きされた壁も、タイムカプセル感を感じられて楽しかったです。

京成 博物館動物園駅

 

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