東急目黒線に直通する路線の話
今回は特定社局ではなく、1路線に乗り入れているバリエーションのご紹介として、「東急目黒線」をピックアップします。東急目黒線は日吉~目黒間で運行されており、西は東急新横浜線から相鉄線へ、北東は東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線と、都営三田線へそれぞれ乗り入れています。その関係で、1路線にも関わらずやってくる車両のバリエーションは豊富で、1形式のなかでもさらにいろいろな車内が見られます。
今回は東急目黒線直通車両の代表的な内装をご紹介!すべてを紹介しきれてはいませんが、それでも十分たくさんありますので是非お楽しみくださいませ。
車内デザインコレクション Interior Collection
【東急】3000系

目黒線開業時に用意されたのが東急3000系です。ステンレス車体の車両で、目黒線のみで見られる車両ですが、横浜高速鉄道にも似た車両があります。内装は温かみがあり、薄い赤色を基調に、座席は紅色と茶色となっています。

相鉄線と乗り入れ時に8連化されたほか、ドア上へのLCDディスプレイ追加や、写真のように座席を張り替えた車両も。張り替えた座席は背もたれが3020系と同じデザイン、座布団が濃い緑という組み合わせとなっています。またこの形式にはカーテンがあります。
【東急】5080系

東急5000系列としては2番目に登場したのが5080系です。本数はそれほど多くありませんが、年次によって仕様がさまざま見られます。他5000系列と基本設計は同一ながら、座席はピンク系2色となっており、袖仕切りや妻面も薄い赤色が採用されました。

晩年製造された車両では袖仕切りはスタンションポール、ドアなどに変化が見られます。この形式も現在は全車ドア上にLCDディスプレイが設置されています。
【東急】3000系、5080系8連化増備中間車

新横浜線乗り入れ時に、東急の車両はすべて8連化されましたが、この車両では落ち着きのあるベージュを基調に、緑色の座席、木目調の大型袖仕切り、フローリング調の床面が採用されました。座席形状は5080系後期車と同じタイプです。3000系の座席更新車や3020系とも異なるモケットが見られます。
【東急】3020系

x020系列の目黒線向け車両として登場したのが3020系です。田園都市線の2020系同様、木目調の床面や袖仕切りが採用され、座席はハイバックシートです。モケットは草の模様が入った背もたれにグレーの座布団の組み合わせとなっています。2020系と異なり、サイネージはドア上のみの設置で、後年吊革が変更されています。
【都営】6300形

三田線で活躍する車両で、生まれは1993年と同線では比較的古い車両ですが、現在残っているのは1999年以降に増備された車両のみです。一度リニューアルを受けており、床面グレー化やLED照明化されています。広幅貫通路がとても個性的です。

ほとんどの編成は袖仕切りが写真のように大型化されており、オリジナルで残っているのはわずかとなっています。同形式は全編成が6両編成となっているため、比較的乗車機会の得やすい車両です。座席中央のスタンションポールも後年に設置されました。
【都営】6500形

8両編成車両の運転開始に合わせて新造されたのが6500形です。近畿車輛製のアルミ車でとても四角いデザインが個性的です。車内は落ち着きのある青色をアクセントとしており、ガラス製の袖仕切りや貫通路など、近年の流行も取り入れられています。ドア上には3連サイネージが設置され、一部の車端部は子育て応援車両となっています。
【東京メトロ】9000系

生まれは1990年の南北線開業時で、目黒線直通車両としては最古参ですが全車健在です。内装はボックスシートの採用などが目新しい車両でしたが、初期車は全車ともリニューアルのうけ、緑色系の床に大型袖仕切りを備えたオールロングシート化されています。

中期車にもリニューアルを受けた車両が登場していますが、こちらでは袖仕切りの交換が見送られており、従来の形状をのこしたままアクリル板が設置されて大型化されており、開放感があります。床面は緑色に変更されました。ドア上もLCDディスプレイ式に変化しています。

後期に増備された車両では大型袖仕切りが採用されたのが特徴です。このグループはまだリニューアルを受けていないため、ドア上にはLCD式のテロップ案内表示器が残っています。

2009年に少数ですが9000系の増備がありましたが、こちらは外観・内装とも大きく変化しました。車内は初期リニューアル車と同じ緑色の床面が採用され、袖仕切りは黒いアクセント塗装をほどこされた三角形のような形状のものが採用され大きく印象が変化しました。ドア上はLCDディスプレイとなっています。

2021年から8連化増備車が製造されており、2023年末より運行を開始しました。ガラスと木目を組み合わせた袖仕切り、ガラス製の貫通路、チェック柄の緑色系のシートなど、従来車とは全く異なる雰囲気を有しています。妻窓も廃止されました。床面は2009年増備車同様、緑色となっています。
【埼玉高速鉄道】2000系

埼玉高速鉄道が開業した際にまとまった数が製造されたのが2000系です。一部を除き大型窓化された点などが東京メトロ2000系と異なります。車内はベージュをベースに模様が入った赤系のシートで、板型の袖仕切りを装備しています。ドアはステンレス無塗装で、ドア上には近年AI解析機能を有する液晶ディスプレイが設置されました。
【相鉄】21000系

新横浜線の開業に伴い、ヨコハマネイビーブルーのカラーリングをまとった車両が乗り入れを開始しました。デザイナーによってディレクションされた内装はモノトーン調でまとめられており、グレー系の座席、大型ガラスの座席仕切り、黒い妻面、スマートドアなど斬新な設備が取り入れられました。調光機能のある照明は時間帯によって車内の雰囲気を演出しています。
終わりに
都心は直通運転が盛んで、たった1路線なのに本当にさまざまな車両が乗り入れており、当然ながら内装もその時々、いろいろ楽しめるのが特徴です。どの車両がやってくるのかワクワクする路線、東急目黒線。上記以外にも車内バリエーションがありますので、ぜひ乗車の際は内装も楽しんでみてください。
その他
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