はじめに
ゴールデンウィーク特別企画として臨時特集記事をお届けします。
近鉄の汎用VVVFインバータ車。大きく分けて1220系列、1420系列、6400系列の3種類があり、そのなかには1020系や1620系、6620系なども含めてさまざまなバリエーションが存在しますが、車内については実は大きく2種類に分けられます。
具体的には、共通車体採用前後になります。1220系(1230系)、1422系、6400系、6407系が共通車体設計に該当しない初期型で、それ以外の1233系、1430系、6411系以降が共通車体設計化されています。この前後で、実は大きく変化しているのが天井見付です。
まずは更新前の天井デザインを見ていきます。
1、非共通車体-更新前


こちら3200系で代用しますが仕様は同じです。天井周りはチョッパ制御車のものを踏襲しており、三角形の蛍光灯カバーのつなぎ目毎にスピーカーボックスがある仕様で、ラインデリアもとぎれとぎれです。
2、全線共通車体-更新前


こちらが共通車体以降の天井です。ラインデリアが車両の端から端まで連続したデザインとなりすっきりしたほか、なんと蛍光灯カバーが連続デザイン化。スピーカーはラインデリアの吹き出し口内に移設されています。
では、これらの仕様はA更新後にどうなったのかというと…
3、非共通車体-A更新後



こちらがA更新後です。更新の際に蛍光灯カバーが廃止され、照明がLED化。LEDは直接照明ではなく、天井の反射板に向かって照らす間接タイプが採用されました。
その際、非共通車体の車両ではなんと更新前と同様、連続型の仕様にならず蛍光灯ごとの間にスピーカーが設置されており、照明やスピーカーのデザインこそ変わったもののレイアウトはそのまま踏襲されたのです。
4、全線共通車体-A更新後


そしてこちらが後期車のA更新後の車内。同様に間接タイプのLED照明へ換装されましたが、まさかの元車同様の連続調になっており、とても天井がすっきりと洗練した印象に仕上がっています。スピーカーはというと、更新前と変わらずラインデリア内部に組み入れられていました。
終わりに
まさかの更新後も更新前のレイアウトを踏襲した、というお話。おそらく配線的な課題などからそうなったものと思われます。車体更新後も、初期車・後期車の特徴が残ったのは面白いですね。
その他
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