はじめに
1991年、鉄道界に双子の兄弟電車が誕生しました。京成3700形と北総7300形です。


軽量ステンレスボディ、非対称スタイルのブラックフェイス、1段加工窓など、多数の新機軸で近代化を図った車両で、一時は京成最大勢力になりました。そして内外のカラーリング違いで、京成線と北総線の両方に投入された2つの形式に分かれました。
その後、更新工事なども経て、外見こそ変わらないカラーリングですが内装は一見同一のデザインに落ち着いていますが、実は細かい違いがあります。
今回は京成3700形の1次車と北総7300形の1991年新製車の内装から、見つけられた相違点をピックアップしてご紹介します。
車内全景


これが現在の車内です。撮影時間帯や機材の違いでの色合いの違いがありますが、一見した感じだと全く同じ電車といっても良いレベルで、兄弟は同じ構造となっています。
この中でいくつか見つけた相違点を具体的にご紹介します。
車いすスペース

登場時は両車とも、車いすスペースは未設置で登場しました。京成3700形は更新工事を受けた際に設置が見送られていますが、北総7300形は後年先頭車に設置されたという相違点があります。
座席周り


座席周りは並べると、相違点が実はいろいろあることがわかります。まず座席自体ですが、背もたれが京成3700形はバケットシート化されており、北総7300形は座面のみがバケットシートに交換されています。どちらも登場時は一般的なロングシートでした。
また、京成3700形はスタンションポールが座席中央付近に追加されています。

また、これは登場時からなのか、更新によって生じたのかがわからないのですが、袖仕切りの色合いが随分違います。

北総7300形の袖仕切りの化粧板は、壁面に対して白色に近いものとなっています。京成3700形も似たような柄なのですが、よりクリーム色寄りで、化粧板とほぼ同じ色合いです。
ドア上

登場時の雑誌記事を参照すると、京成3700形、北総7300形とも、すべてのドア上にLED式の車内案内装置が設置されています。京成3700形はリニューアル後も引き続きすべてのドア上に設置されており、後年横長なLCDディスプレイへ交換されました。北総7300形も同様にLCD化されているのですが…

実は北総7300形は、現在片側のみに車内案内装置が設置されており、反対側は広告枠が設置されています。登場時から車内案内装置が減少している例は他社にもあまり見ないケースです。
終わりに
皆さんは、今回ご紹介した違いはご存じでしたでしょうか?
なかなかリニューアル後の車内が雑誌等のメディアで紹介されることが少なく、探してみれば、実は…みたいな違いが知らぬ間に生まれていることはしばしばあります。ご紹介した以外の違いも探せばきっとあるかもしれません。ぜひ同線を利用する機会がありましたら、皆さんも兄弟の違い、探してみてください。
その他
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