1972年、量産型クロスシート車両として誕生した近鉄の急行型車両2610系のうち、最初にロングシート改造された第1編成(X11編成)の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
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概要
全席ボックスシートという仕様で中距離運用に従事した2610系ですが5200系の増備に伴い1991年からロングシート改造されました。
その最初の1本である2611編成では、当時最新鋭のデザインが取り入れられ、ベージュ系の化粧板に茶色い床を採用。ロングシートの袖仕切りはVVVF車と同じ、2段式のデザインが取り入れられたものが採用されました。この袖仕切りは次編成以降、シンプルなパイプに変更されたためこの編成のみの特徴です。トイレ前のみボックスシートが残っていますが、これも縁部のデザインに当編成特有の特徴があります。2回目の更新時に、ドアの窓が複層ガラス化されています。
2度目の更新工事でも大きくデザインを変えておらず、ストレートボディに新形状袖仕切りというオンリーワンなデザインで大阪線系統を走っています。
関連項目
近鉄の車内デザイン記事 目次
こちらに近鉄の形式一覧と、その記事化状況をまとめていますので、合わせてご覧ください。
https://note.com/soseki1985/n/nb2108caa736f
その他
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