【車内デザインコレクション】神戸電鉄

神戸電鉄車内デザインコレクション 特集・その他

バリエーションとっても豊富です

神戸電鉄は神戸市内の新開地から、三田・有馬温泉方面と小野・粟生方面に向かって走っている私鉄です。非常に厳しい勾配区間が続く登山電車的な趣きと、通勤電車らしさ、のどかな風景など、魅惑あふれる素敵な鉄道です。車両についても個性的な車両がたくさんあり、車内も大変バリエーション豊かです。この度、全形式の取材が叶いましたので、神戸電鉄全形式の代表的な内装を並べてみました。ぜひお楽しみください。

車内デザインコレクション Interior Collection

1000系 デ1070形

神戸電鉄1070形車内
1070形

まずは1000系最後の1両となった車両です。1070形は両運転台で1974年に登場。6両が存在しましたが現在は1076号のみで、なんとリニューアル工事を受けたため大変綺麗な内装です。マホガニーの化粧板に変更され床はツートンカラーになりました。ドア間の窓が2組のみなのが大きな特徴で、幅の広いドアも個性的です。

1100系 デ1100形・サ1200形

神戸電鉄1100形車内
1100形

通称1100形電車の車内です。神鉄としては最後の3両編成2ドア車で、長いロングシートが連なりますが、座席は緑色のモケットにキャラクターがプリントされています。壁面は薄緑色、床も緑色で全体的に緑にまとまっています。ドアは両開きで、窓押えにバリエーションがあります。また貫通路は広幅でしたがドアが増設されています。

1100系 デ1150形・サ1250形

神戸電鉄1150形未更新車車内
1150形未更新車
神戸電鉄1150形リニューアル車車内
1150形リニューアル車

1100形の3ドアバージョンとして3両編成2本が製造されたのが1150形です。ドア間3枚の窓が設置されています。2編成で製造時期に10年差があり、第1編成は未更新・緑色系内装を残しており、貫通路は窓の大きいドアが増設され車いすスペースが設置されました。第2編成は当初から木目で登場していますが、なんとリニューアル工事を受け鮮やかな壁面になり、窓は中央1枚が1枚固定ガラスになりました。

1100系 1500形

神戸電鉄1500形車内
1500形

公園都市線の開業時に、ワンマン運転の予備車として1990年に2編成が製造されたのが1500形で、1000系列としては最後の増備車です。内装は3000系後期車に準じており、袖仕切りが板型になりドアはレールのないものに、また貫通路は窓の大きなドアが設置された狭幅で、車いすスペースも設置されています。残念ながら廃車・休車となっています。

1300系 デ1350形

神戸電鉄1350形未更新車車内
1350形未更新車
神戸電鉄1350形リニューアル車車内
1350形リニューアル車

1000系列の2両ユニットバージョンが1300系で、うち2両編成3ドアで一定数が増備されたのが1350形です。当初から冷房装置が設置されており、内装は木目調が採用され床も茶色になりました。2連2本で固定された4両1本がリニューアルを受け、グレーツートンの床に鮮やかな茶色の壁面になりましたが、窓は2段窓のまま残されました。

1300系 1370形

神戸電鉄1370形1373編成車内
1370形1373編成
神戸電鉄1370形1375編成車内
1370形1375編成

1300系の2両ユニット3ドア中間車として2度にわたり増備されたのが1320形で、これに対して1996~1997年頃、運転台を増設し先頭車化したのが1370形です。種車の1320形製造時点で緑色系内装、木目調内装で登場した車両が存在し、それが先頭車化後もそのまま残っています。現在2本が残っており、4両編成1本を組んでいるため、1370形に乗った際は前後2両ずつで異なる内装が楽しめます。

3000系

神戸電鉄3000系初期車車内
3000系初期車
神戸電鉄3000系後期車車内
3000系後期車

アルミ車体、冷房装置搭載、1枚下降窓で登場した車両で、ウルトラマンのような正面が有名な車両です。大きくは1970~80年代に製造された初期車と、1990年代に増備された後期車に別れ、初期車はほとんど廃車されています。当初から阪急のようなマホガニー調の木目が採用され、初期車はパイプ袖仕切り、後期車は板型袖仕切りに大型窓の貫通ドアとなりました。さらに後期車は令和に入り床がグレー調に変わっています。天井もフラットになりました。

2000系

神戸電鉄2000系車内
2000系

公園都市線の開業時に登場した車両で、外観は白を基調としたまったく新しいデザインに変化しましたが足回りは抵抗制御で登場しました。内装は阪急に近く、板型の袖仕切りを採用したマホガニーの壁面に緑のモケットで、日よけがアルミ製の鎧戸になり、天井も直線的な送風機になりとても近代的になりました。近年床面がグレー化されています。

5000系

神戸電鉄5000系初期車車内
5000系初期車
神戸電鉄5000系後期車車内
5000系後期車

2000系のVVVFインバータ制御採用版として1994年から4両10編成が製造されました。基本設計は2000系を踏襲していますが、ドア上に千鳥配置でLED車内案内と点滅式マップが設置されました。また1996年以降の増備車では壁面のマホガニー柄が従来より鮮やかで濃いものになりました。近年、ドア付近の黄色化などの小改造が見られます。

6000系

神戸電鉄6000系車内
6000系

神鉄初のステンレスボディで登場した4両編成車で、2編成が登場しました。内装は阪急9000系に準じたカラーリングでマホガニー基調にオリーブ色のモケットで、片持ち式座席になりました。中仕切りが設置されています。ドア横や窓サッシがブロンズ化され、貫通路のドアは自動化されたとても豪華な車両。床も独特な模様がはいっています。ドア上にはLCDディスプレイが2基設置されています。

6500系

神戸電鉄6500系車内
6500系

6000系の3両編成バージョンですが、足回りと内装は刷新されています。車内は独自色が高まり、ガラスの嵌った大型の袖仕切りに変更されスタンションポールが座席端部、中央に設置されました。またドア上のLCDディスプレイは大型ワイドタイプ1基に変更されています。2026年の増備車では一部使用がマイナーチェンジされました。

終わりに

阪急との資本関係があることから阪急感が各所に見られるものの、小型車体であることも含め独自性が色濃く出た車両が大変バリエーション豊富に存在するのが神戸電鉄の魅力です。乗り心地も独特ですので、神戸におでかけの際はぜひ、神戸電鉄にも乗ってみてください。

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