北神急行電鉄は本日まで
2020年6月1日より、北神急行電鉄は、神戸市営地下鉄へと譲渡され、新たに「神戸市営地下鉄 北神線」へと変わります。これにより谷上~西神中央までの全区間が市営地下鉄となり運賃の値下げなどが実施されます。一方で、たった1駅、長いトンネルを潜る存在であった北神急行電鉄は、本日5/31で終了となります。
北神急行とは
1988年に開業。神戸市営地下鉄の新神戸駅から7km以上におよぶ長大なトンネルを通り山を駆け上がり、神鉄線と乗換可能な谷上駅を結ぶ、たった1駅間の鉄道会社です。阪急阪神ホールディングスの1社に属し、第3セクターではなく純粋な民営鉄道会社でした。運賃の高さやトンネルの長さなどがたびたび話題になることがあり、関西ではそれなりの知名度を有していたように印象があります。
所属車両
当時神戸市営地下鉄で製造されていた2000系電車に似たスタイルながら、阪急グループらしさを感じる茶色い塗装をまとった大変上品な車両です。車内は完全に阪急スタイルで、マホガニーの化粧板に緑色のシート、鎧戸などの共通点が存在します。この車両は更新工事を経て現在も使用されており、市営車両と共通で5編成が運用されていますが、残念ながらこの車両も市営地下鉄編入後、令和5年度をめどに引退する見通しとされています。
新型コロナウイルス感染症の時世の中、最終日を記念するイベントもなく、オフィシャルからも密を避けるため乗り納めを見合わせるよう発表されている状況です。大変な年に最後を迎えることとなりましたが、6/1から運賃も下がるので、さらなる乗客増となり末長く愛される路線であることを祈っております。
その他
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