はじめに
当サイトのレギュラー記事である車内デザイン紹介でおなじみ、客用ドア。概ね、特急列車は片開き1枚ドア、通勤電車は両開き2枚ドアをよく見かけます。細かい差異はあれど、構造や大まかな形状は似たものが多いのが現状です。
…似ているのであれば、クイズにできるかな?と思い立ったので、客用ドアクイズ開催です。
難易度は、比較的高めに設定しています。今回は関西の通勤型車両ばかりを8枚集めてみました。ぜひ、挑戦してみてください!
客用ドアクイズ【関西編】Start!!
第1問
比較的クラシックなものからスタート。シンプルな袖仕切り、鮮やかな座席、ステンレスドア。さて、何の電車でしょうか?
第2問
2問目はめっちゃ白い、シンプルなドア回りです。ドア横に広告枠がなく、クロスシートなのがわかります。ドア横のスペースに注目した方はかなり詳しい方かも。
第3問
こちらの車両は四角い印象ですね。ドアの額縁がステンレスでなく、塗装されているのが関西ではめずらしいですね。
第4問
非常におしゃれなデザインのモケットで会社は特定しやすいですが、形式を特定するにはドアに注目する必要があります。
第5問
さてお馴染み茶色い内装の電車ですが、写っている細かいパーツにヒントがたくさん!ドア上に吊革がないので鴨居もすっきり見えます。
第6問
白い化粧板の車両です。このデザインの電車は各線で走っていますが、この写真からは2路線まで特定することができます。
第7問
グレー系の化粧板に灰色とオレンジの座席、黒い木目のドア、茶色い床。とてもモダンな車両です。実は写真から編成が推測できたりします。
第8問
再び某社っぽいマホガニーとオリーブの組み合わせの登場です。最終問題なのであまり多くは語りません。
答え合わせ!
第1問の答え
南海3000系
無塗装ドアと、茶色・青色のバケットシートの組み合わせから南海本線の車両と形式特定ができます。元は泉北高速で活躍していた車両です。
第2問の答え
JR西日本117系100番台
栄光の新快速、2ドア転換クロスシートの車両です。ドア横が広いのは1枚下降窓になった100番台ならではで、戸袋窓が開閉窓に見えるほど。すっきりした車両です。
第3問の答え
山陽5000系
昭和末期に誕生した山陽電車は、ドア横が焼付塗装なのが特徴。写真はロングシート改造車で、改造部分とオリジナル、2種類の袖仕切りが楽しめる車両です。
第4問の答え
京阪10000系
元は支線用に製造された車両です。このスタイルは6000系~10000系まで見られますが、複層ガラスの採用は10000系のみ。さらにLED表示器が台形なのは初期3編成です。
第5問の答え
能勢電鉄7200系
阪急7000系を譲渡された車両です。導入にあたってリニューアルされており、大型袖仕切りと鴨居脇のLCDディスプレイは阪急本体では見られないものです。
第6問の答え
Osaka Metro新20系(24系)
リニューアルされて内装が変わった車両もいますが、オリジナルに近い状態が残った車両です。屋外で見られるのは御堂筋線・谷町線・中央線です。
第7問の答え
近鉄6200系
新製冷房車以降の車両中心に見られるリニューアルデザインです。袖仕切りが四角い車両は6200系と2430系(2450形)、そして優先座席にスタンションポールがないのは6200系6211編成と特定できます。
第8問の答え
神戸市営地下鉄7000系
元、北神急行の車両です。阪急に酷似していますが、袖仕切りにモケットが貼られていないことやドアステッカーなどで、北神急行の車両だと特定できます。神鉄も似た印象ですが、ドアの窓がここまで大きくありません。
終わりに
いかがでしたでしょうか?ややひねくれた出題となりましたがおわかりになりましたでしょうか。
こうやって並べてみると関西は各社ごとにかなりデザインの特徴やこだわりといった「個性」があることを感じます。この記事が人気であれば、次回は関東や中部などをまとめたクイズも作ってみようと思います。
その他
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