1989年より北九州地区に導入されたステンレス製近郊型車両、JR九州811系電車のうち、未更新の0番台車両の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
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概要
JR九州オリジナル車両として導入された近郊型車両です。更新工事が進み消滅する車内デザインのご紹介です。
0番台はドア間のすべての座席が転換可能な構造なのが特徴で、ドア横には仕切りが設けられています。座席は紺色に黒の市松模様が織り込まれたモケットが採用されており、枕は革製で独立しています。一部の肘掛には喫煙車時代の灰皿跡が残っています。天井部がとても四角く、平天井はカバーのついた蛍光灯が連続で配置されています。車端部にはゴミ箱が用意されているのが九州の列車らしさです。また乗務員室後ろのガラスは非常に大きいため眺望性が好評です。
方向幕の英文字が大変おしゃれな同車。こちらもリニューアルでLED化されており、30年前のモダンなデザインは見納めとなります。