1977年誕生。近鉄から継承されて運行されている三岐鉄道のナローゲージ車両270系のうち、非冷房で残る電動車の車内デザインをご紹介します。
車内デザイン紹介
Photo Gallery
概要
近鉄時代の1977年より製造された2ドア車両で、両開き扉を備えた立派な通勤型ボディの車両です。1990年の増備車を含め系列9両が存在しますが、一部は冷房化されています。
今回取材したのは非冷房の電動車です。車内全体は薄い木目調でまとめられ、床は茶色です。座席モケットは近鉄時代と異なり、現在は青色系に変更されています。吊革・荷棚も備わっていますが、天井は車体幅が狭いため蛍光灯は一列。蛍光灯の間にラインデリアが設置されており、扇風機は設備されていません。優先座席もモケットは同じ青色で、貫通路は片側のみに窓があります。
古参近鉄ユーザーとしては涙が出そうな、当時標準だった薄暗い木目調。昭和時代の標準スタイルが令和の今でもここに残っています。
その他
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