しなの鉄道の開業時にJR東日本から譲り受けて使用されている115系電車のうち、リニューアルを受けた車両の車内デザインをご紹介します。








数年前に取材した際の写真で、湘南色に塗り替えられた車両がやってきました。車内はかつての115系に近い薄緑色の化粧板と、JR115系末期に見られた面取りされた座席が特徴的なリニューアルパーツが混在する独特の雰囲気です。特に床は大変鮮やかな紫色系に変更されています。座席モケットはオリジナルのグレートーン市松模様で、バケットシート化されています。またドア上には広告専用の液晶ディスプレイが設置され、合わせてドアチャイムも装備しています。車いすスペースも整備されましたが、ドアは手動式半自動のままです。このような慕情あふれる車内の115系も、いよいよ引退が始まります。