1969年に登場し、現在も活躍している南海本線の最古参7100系電車のうち、1990年の後半以降に更新工事を受けた車両の車内デザインをご紹介します。(2020.6.7一部加筆修正)







1989年、関西新空港の誕生に向けて更新工事が2次車以降に実施されました。初期の更新車は外観では方向幕が小さいままなどの特徴がありますが、内装としては、濃い茶色の床、青いカーテンなどが後期車との違いとなっています。カーテンは最近順次ベージュ系へと交換されているようです。狭めの車いすスペースやピクトプレートなどは、1990年後半以降、空港開業を意識してのちに追加されたメニューです。車内デザインは新塗装と合わせてのちにグレーの座席モケットに変更され、非常に無彩色なカラートーンを採用しているのが特徴です。順次8300系など新型車両に置き換えられ、姿を消す日も遠くなさそうです。