1972年の登場以来、京都線と地下鉄堺筋線直通で活躍し続けているマルーン、阪急5300系車両の車内デザインをご紹介します。










床面デザインと優先座席、妻面の化粧板処理を除いて、ほぼ登場時の原形を保っていますが、この車両は更新工事を受けており、車いすスペースの設置などが行われました。ドア横のスペースが広いのがこのころの車両の特徴で、床のデザイン、優先座席の赤いモケット、ドア上の吊革などは最近変更された仕様になります。なんといってもオリーブの座席とアルミ製の鎧戸が阪急の気品を誇っています。地下線内ではちょっと薄暗い存在ですが、令和になった今も登場時の輝きを保ったまま活躍しています。